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BOOK REVIEW:魂を失わずにグラフィックデザイナーになる本



BOOK REVIEW:魂を失わずにグラフィックデザイナーになる本
Text by arata sasaki

ロンドンに設立されたクリエイティブカンパニー[INTRO]の創始者でデザインカンパニー[This is Real Art]のCD(クリエイティブディレクター)でもあるエイドリアン・ショーネシー著の「How to be a graphic designer,without losing your soul(洋題)」の翻訳本が出版された。


グラフィックデザイナーは、どうやって魂を失わないようにするのだろうか。

ここ数年ビジュアル重視のデザイン本、アート本が所狭しと店頭に並ぶ中、本書ではデザインという相対的な情報パターンを通じてアイデンティティの形成の仕方を教えてくれる。
更に根幹にコンセプチャルなアイデアが内包するデザインは時が移り変わってもじっくり対座させ作品と対話することが可能だと考えさせられる。
また唯の理想論ではなく会社勤務の場合、フリーランサーになってから、経営する立場になってからと様々な状況に応じて具体的なアドバイスが記されたビジネスバイブルとしても重宝するだろう。
更に広義的にデザインを捉えるならばグラフィックデザイナーに限らずイラストレーターやフォトグラファー、クリエイティブを志す人間全般に当て嵌まる要素が鏤められているのでグラフィックデザイナー以外にもぜひ手にとって読んで欲しいと思う。





ステファン・サグマイスターが本書の序文を担当しているのだが彼が文中で触れている
「真実を話す人はみなおもしろい」この言葉が本書の概念を明確に示唆しているような気がしてならない。


下記ステファン・サグマイスターの序文より

デザイナーでいることが大好きだ。自由にアイデアを考え、それがかたちになっていくのを眺めるのが大好きだ。
一日中、我を忘れて仕事に没頭して、プロジェクトに集中して取り組むことが大好きだ。
もう20年もこの仕事に関わっているのに、いまだに作品が印刷から上がってくるのが大好きだ(それがうまく行ったらの話)。

現在、とてもたくさんの素晴しいデザイナーがいる。ジョナサン・バーンブルック、ニコラス・ブレックマンのように、デザインの社会的役割を唱えるクリエーターたち。
パリのM/M、東京の野田凪、ロンドンのマーク・ファローのように、ため息のでるような表現を生みだすデザイナーたち。
ジョン・マエダ、ヨアヒム・ザウターと彼らの教え子のように、デザインとテクノロジーの境界をあいまいにするデザイナーたち。
スイスの若いグループBenzinや、ライアン・マクギネスとシェパード・フェアリーをはじめとする「Beautiful Losers」展に参加したアメリカのデザイナーのように、
アートの世界とデザインの世界の両方で巧みに活動する新しい世代たち。

最近University of the Arts in Berlinの春夏学期で教えたのだが、生徒の頭の回転の速さをうれしく思った(少し驚いた)。
彼らは私の世代より教育レベルが高く、いろいろなところを旅していて、文化について敏感だ。
現在、僕が教えているニューヨークのSchool of Visual Artsの修士デザイン課程の生徒にも同じような特徴がある。
その中にはハーバード大学の生物学専攻中の学生やコメディー・セントラルのシニアデザイナーも含まれている。





デザインが、どのように批評されるかについても、新たに注目されている。これを後押ししているのが、スティーブン・ヘラーの『Looking Closer』のシリーズ、評論をたくさん掲載するようになった『Emigre』マガジン、リック・ポイナーの『No More Rules』と『Obey the Giant』、そして特筆すべきは、underconsideration.comdesignobserver.comのようなデザインブログの登場だ。私の知る限り、今までにこれほど多くの文化で、これほど大勢の人が、デザインに夢中になり批評している時代はない。

もちろん、グラフィックデザインの仕事の分野がさらに広くなれば、グラフィックデザインはさらに難しくなる。
かつては数多くの別の分野の仕事だったものが、今ではグラフィックデザインの仕事になっている。生徒の中には、作曲をしたり、映像を撮影して編集したり、アニメーションをつくったり、彫刻をする者がいる。彼らはハードウェアをつくり上げ、ソフトウェアを書き、シルクスクリーンやオフセット印刷をし、写真を撮り、イラストを描く。写植や色分解のような機械的な作業の仕事が、かつては専門職だったことはどんどん忘れ去られていく。
多くの学校はこの点を理解していて、グラフィック、プロダクトデザイン、ニューメディア、建築、映像といった学部に、今までのような境界を取り除くことで、多角的なデザイナーの教育を促進している。





私自身にとっても、状況は難しくなっている。年齢を重ねるごとに、昔やったことを繰り返したり、過去の栄冠にしがみついたりすることに抵抗しなくてはいけなくなった。
1993年に事務所を開設する以前は、ニューヨークの当時お気に入りだったデザイン会社、M&Co.で働いていた。
ティボール・カルマンが、ローマで『Colors』マガジンの仕事をするために会社を閉鎖すると決めたとき、「二番目にお気に入りの」デザイン会社で働く気にはならなかった。
だから、自分の事務所を開き、もうひとつのとても興味があったこと、音楽に集中した。小さな会社と大企業の、どちらでも働いた経験があるが、前者の方が後者よりもだんぜん楽しかったので、事務所を大きく成長させないように努力した。

働き始めたばかりの人の多くが、デザインだけに関心を持ち、ビジネスとお金についての問題を面倒だと思っているように感じる。
適切な事務所の組織づくりと、クライアントへのプロジェクトのプレゼンテーション(要するに、仕事を獲得する能力)は、インクの色やタイプフェイスを選ぶことと同じようにデザインプロセスの一部となる(プロセスだけでなく、最終的な制作物の質に決定的な影響を及ぼす)。





私は、M&Co.にいる間に多くのことを学んだ。たとえば、タイムシートをつけること。あまり几帳面になりすぎないなら、それは正しいことだと思う。
現在、私も喜んでタイムシートをつけているが、それが、ひとつのプロジェクトの収支を知る唯一の方法だからだ。
財政を自分で詳しく管理していなければ、そのうち自分が誰かに管理されることになり、デザイン事務所は、私のものではなくなるかもしれない。
財政のうまくいっていないデザイン事務所を経営するくらいなら、ビーチで寝そべって読書でもしているほうがよっぽど安上がりだ。

それ以外の、事務所経営についてのあらゆることは『The Business of Graphic Design』という本から学んだ。このビジネス実用書は、なぜ会社を始めたほうがいいか、始めてはいけないかを論理的に説明していて、事業計画の立案と諸経費の見積の方法も解説している。ひとりもしくは共同経営で開業することの、両方の有利な点も説明されている。

スティングの曲、『An Englishman in New York』のモデルとして(悲しくも)思い出されるクエンティン・クリスプからも影響を受けた。
彼は私の受け持っていたある授業で講義をしたが、インスピレーションを与える性格の持ち主だった。多くの鋭い話の中に、こういうものがあった。
「真実を話す人はみなおもしろい」。それで、考えた。これなら簡単だ、正直であるように心がけるだけで、みんなに興味をもってもらえる。

私はこの1年間、クライアントの仕事をしなかった。その時間を利用して、今までやりたくなかった(それ以前はやりたいと思い違いをしていた)分野について考えをまとめた。
実験的なタイポグラフィをつくるために、毎朝6時に起きている自分自身に驚いたりもした(締め切りに追われる心配がないのにね)。
おかげで、クライアントについてたくさん考えさせられることになった。教育しなければならないクライアントよりも、すでに教育されたクライアントを持とうと決めた。
ティボールは、自分より鋭いクライアントしか引き受けない、と言っていた(クライアントはデザインについて鋭い必要はないことを、覚えておこう)。
仕事を再開してからは、事務所の仕事の分野を広げるために、4つの異なった分野を取り入れようとも決めた。
社会問題のためのデザイン、芸術家のためのデザイン、企業のためのデザイン、音楽のためのデザインだ。

グラフィックデザイナーは、どうやって魂を失わないようにするのだろうか。私の魂はいくらか失われてしまっていて、この問題に答えるのに適当な人間なのかどうか自信がない。
残っている魂は、休止すること、いったん立ち止まって考えることでなんとか保ち続けている。
決まりきった毎日の生活では、些細な事に没頭しすぎていて、大きな文脈でものごとを考えるための時間も判断力もない。





世界中のいろいろな都市で仕事をしてきたので、それぞれには当然違いが生まれたが、おかげで逆に考えさせられた。
引越しをすることに疲れて、ニューヨークでじっとしようと決めてからは、1年間休んでみたり、ベルリンで1学期教えてみたりすることで、違いをわざとつくり出した。
たった3日間、事務所を離れてひとりで知らない町に行ってみても、違いをつくり出すことはできる。

若いデザイナーが自分の生き方を見つけるのに、この本が役に立つことを願う。「デザイナーは文章を読まない」というたわごとは、真実とは思えない。
優れた本は優れた読者を探し当てるものだ。


著者:エイドリアン・ショーネシー 翻訳:岡崎 斉鵜久森 徹、岸田麻矢
定価2,520円 (本体2,400円+税)
AMAZONで購入出来ます。 


| circuit | 01:21 | comments(0) | - |
BOOK REVIEW:LOST CONTROL
(c) 2007 Die Gestalten Verlag, Berlin

Official H.P:www.die-gestalten.de (Die Gestalten Verlag )
Official H.P:www.die-gestalten.jp (dgv Japan)
Text by Takashi Kawada

コンテンポラリーアートの世界は今、空前のバブルを迎えようとしている。
その余波は次第にあるアーティストの手により、グラフィックデザインの世界に及びつつある。
2000年、ロンドンにてSteve Smithが設立したスタジオ「NEASDEN CONTROL CENTRE」。略称NCC。
2003年、処女作となる「NEASDEN CONTROL CENTRE」がDie Gestalten Verlag(www.die-gestalten.de,www.die-gestalten.jp)よりリリースされ、メディアに取り上げられた時には、入手困難となり大きな話題を呼んだのは記憶に新しい。

そして2007年秋、満を持してベルリンの出版社「ゲシュタルテン」(www.die-gestalten.de,www.die-gestalten.jp)から待望の新作「LOST CONTROL」リリースされた。

(c) 2007 Die Gestalten Verlag, Berlin


この自虐的なタイトル「LOST CONTROL」では
彼ら自身の心象風景である雑踏。孤絶。不安。束縛。快楽。光悦。悲哀。がストレートに伝わってくるようだ。
いや、こんな簡単に言葉で表現できるものだはないだろう。
彼らの伝えたいものは勧善懲悪、白か黒ではなく非常に曖昧な境界線なのだ。
その境界線に立つものだけが見える風景、おそらくあなたが子供の時に感じていただろう心象。
生きる原始のエネルギーが溢れている。


(c) 2007 Die Gestalten Verlag, Berlin


例えば、子供が描いたような落書き。ダイナミックなドローイングがあるかと思えば地球外生物を思わせるキャラクター。
彼の作品の至る所にこんなボーダレスな解釈が鏤められている。


(c) 2007 Die Gestalten Verlag, Berlin


また’70、’80年代のレトロなビジュアルをメインに展開されている彼らの作品。
もともと、彼らが描いた作品にレトロなビジュアルフィルムを載せた仕組まれた逆転発想作品であるように思えてくる。
それは逆転発想映画の様に、クライマックスをイントロにもってくるような感覚だ。
アート作品を眺めるというより、気になるフィルムを止めているような感覚にもなる。


(c) 2007 Die Gestalten Verlag, Berlin


また、エキシビジョン風景を作品として紹介しているのだが、これがまた面白い。
イラストを額縁に入れるといったよりは、会場全体の細かい箇所までが作品の領域になっており、どこまでが作品なのか境界線が解らなくなってしまう。
誤解を恐れず言及するのであれば「子供のいたずら」に近い印象だ。子供がキャンパスからはみ出して絵を描く感覚に近いだろう。

しかしそういう観点を持ってしまったら最後、この異世界へのボーダーを超え、あなたはNCCの出題する難問への挑戦者となってしまっている。
そして知らず知らずの内に彼らの魅力(寧ろ魔力かもしれないが)にすっかり嵌まっているのだ。

願わくば彼らから発信される世界に持ち込んだ新しいボキャブラリー作品群をエキシビションを通じて早く日本で見たいものだ。


(c) 2007 Die Gestalten Verlag, Berlin




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| circuit | 16:36 | comments(0) | - |
BOOK:PUBLIC/IMAGE.MAGAZINE VOL.4
(c) Public/image.magazine

Official H.P:www.public-image.org


日本のアートシーンを牽引するクリエイティブスタジオ[ANSWR]からPublic/image.magazine Vol.4がリリースされた。
本号のテーマは「NO FEATURE(特集ナシ)」。ウェブマガジンであるPublic/image.orgと同様にあらゆる情報を並列に配置した構成になっている。
内容はA-Zまでの頭文字で日本のアート、カルチャーをカテゴライズしたまさしく普遍的な辞書である。特集は良くも悪くも単発で終わってしまう可能性が高いだけにこういった数年後でも残るであろうコンセプチャルな作品は日本でも数少ない。
また、このクオリティでフリーマガジンであることは日本の雑誌、メディアにとっても大きな刺激になる筈。ぜひ一度手にとって中身に触れて欲しい一冊だ。


発行元:ANSWR
リリース日:Sep 10. 2007
主な配布先:BEAMS SHINJUKU、BEAMS T HARAJUKU、BEAMS T DAIKANYAMA、BEAMS TIME、BEAMS STREET、BEAMS TACHIKAWA、BEAMS NAGOYA、BEAMS STREET SHINSAIBASHI、BEAMS UMEDA、BEAMS OKAYAMA、BEAMS TAKAMATSU、Revelations/、SAL 他
※配布先はpublic-image.orgにてご確認下さい。

(c) Public/image.magazine
(c) Public/image.magazine
(c) Public/image.magazine
(c) Public/image.magazine
(c) Public/image.magazine
(c) Public/image.magazine
(c) Public/image.magazine




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| circuit | 16:00 | comments(0) | - |
BOOK REVIEW:ALTITUDE
(c) 2007 Die Gestalten Verlag, Berlin

Official H.P:www.die-gestalten.de (Die Gestalten Verlag )
Official H.P:www.die-gestalten.jp (Die Gestalten Verlag Japan)
Text by Takashi Kawada

クリエイティブシーンにおいてインターナショナルな観点から鑑えみてもスイスという国は世界有数のアートコレクションを誇る。
実用的で緻密なデザインとそこに存在するアイデンティティは雄大なアルプス山脈や広大な自然に恵まれた「スピリット」が齎すものだ。
そんなスイスから雪結晶の様に美しいアートブック「ALTITUDE」がベルリンの出版社「ゲシュタルテン」(www.die-gestalten.jp)からリリースされた。


(c) 2007 Die Gestalten Verlag, Berlin


「ALTITUDE」。このブックタイトル通り「高度」を知的に厳しい因習打破主義的なスイスのデザイナーはグラフィックに置換え、数々の新しい作品を本作に刻んでいる。


(c) 2007 Die Gestalten Verlag, Berlin


まず、本編内容に触れる前に言葉では表現しにくい程のパッケージデザインに目を奪われることになり、
表紙だけでデティールへのこだわりやブックの真髄を感じる事ができる。
大袈裟に言ってしまえば、ここで完結しているかのような高度な技術やアイディンティティが充分なくらい伝わってくるだろう。


(c) 2007 Die Gestalten Verlag, Berlin


本編はグラフィック・エディトリアルデザインからフォトグラフ、ベクタグラフィックス、ウェブデザイン、立体オブジェ作品まで幅広く紹介され、豊富で充実した内容になっている。
中でも、近年グラフィックデザインに欠かすことが出来ないタイポグラフィーに強い印象を受けた。
タイポグラフィーといえばデザイナーは勿論のこと、アーティストが日常で常に遭遇し、影響を受け、台風の目の様に様々なものを巻き込み進化し続ける
今最も注目を集める存在の一つである事は間違いない。
そう常にアーティストやデザイナーはタイポグラフィーと向き合い、競い合っている。

(c) 2007 Die Gestalten Verlag, Berlin


こういった視点から「ALTITUDE」を見てみると、面白い位に競合し考え尽くされたビジュアルアイディンティティがどんどん湧いてくる。
共感出来るデザインがあるかと思えば、想像だにしないデザインが突如現れて共感とも驚きともつかない衝撃を受ける。
見て感じる側にとってみれば、大きな衝撃と反面、普段想像もつかないような発想をデベロップ/ ストックしていくような感覚になるだろう。
そういう意味でも「ALTITUDE」は自身で気づかないポテンシャルを引き出すきっかけとなる一冊だ。


(c) 2007 Die Gestalten Verlag, Berlin
| circuit | 21:43 | comments(0) | - |
BOOK REVIEW:SUPERSONIC
(c) 2007 Die Gestalten Verlag, Berlin

Official H.P:www.die-gestalten.de (Die Gestalten Verlag )
Official H.P:www.die-gestalten.jp (Die Gestalten Verlag Japan)
Text by Subaru Matsukura

グラフィックがもっとも個性を問われる場所。
そして、もっともグラフィックが淘汰される場所。
CDジャケットというデザイン領域は、生存争いが熾烈であり、それが故にデザイナーが生み出すグラフィックが生き残りをかけて動物のように野性的な匂いを放ち、時に妖艶な輝きをみせる。

この"SUPERSONIC"(ドイツの出版社「ゲシュタルテン」(www.die-gestalten.de)からリリース)には、ここ数年で世にリリースされた良質なジャケットワークを集役した1冊だ。
毎日、私たちの想像を超える数のCDが世界中でリリースされ、それと同じ数だけのジャケットワークが世に出ている。その数えきれないジャケットワークの中から、抽出された珠玉のデザインが数百点収められている。


(c) 2007 Die Gestalten Verlag, Berlin


やはりいつの時代にもCDジャケットの役割は音源を視覚化することにある。
それは私がCDを買い始めた頃も、CDがまったく売れなくなった今でも変わらない役割だ。
というより、音楽好きの私の経験からして良い音源とジャケットは密な関係にある。
とても感覚的な表現だが良い音源にさらなる深みを与えるのは、その楽曲の歌詞であり、ライナーノーツであり、音楽を聴いている私たち自身の体験であり、ジャケットワークの世界観だと思うのだ。
それらが音楽に様々な側面を持たせ、手に取るような感覚までに音楽を「立体化」させていく。
その「立体化」の過程において、ジャケットワークも重要な側面を果たしている。
そのCDに収められている楽曲が、どのベクトルで作成されたものなのかを1枚のヴィジュアルで伝えなければならないうえ、そのアーティストを知らない人々を振り向かせるだけの高いセンスとインパクトを求められるのだから。


(c) 2007 Die Gestalten Verlag, Berlin


良質な作品がひしめく"SUPERSONIC"では、まずロンドンを拠点にデザインオフィスをかまえる"BIG ACTIVE"(http://www.bigactive.com/)の作品群が紹介されている。
ここ数年では彼らが手がけた"KEANE"の一連のジャケットワークが、私の記憶に強く残っている。とてもインパクトがあるヴィジュアルな上に、シンボリックでアイコン的存在感を放つ優れたデザインワークである。それ以外にも本誌では、世界中で活躍する優秀なクリエイターの興味深いインタビューが掲載されている。


(c) 2007 Die Gestalten Verlag, Berlin


何百点ものCDジャケットを眺めていると、そのデザインワークの細やかさ、時には大胆さ、ユニークさに魅入ってしまう。普段、主役は音源であるが、改めてジャケットワークを見たときに音源が必要としているデザインの役割を再考させられる。


(c) 2007 Die Gestalten Verlag, Berlin


特に誰もがラップトップ1台で容易にデザインが出来る時代に音楽はコピー&ペーストで世界中にばらまかれ、CDのセールスが低迷している。
そんな中、CDジャケットの持つ意味が、また一つ深みを増してきているようである。激動する音楽業界でジャケットが担う役割も広がりつつある。そんな激動期の素晴らしいCDジャケットワークを是非、ご覧頂きたい。


(c) 2007 Die Gestalten Verlag, Berlin


SUPERSONIC
Visuals for Music
Editor: R.Klanten, H.Hellige
Pages: 336
Size: 24 x 28 cm
Feature: full colour hardcover
Price: € 44,00
Release: June 2007

[ゲシュタルテン公式サイト]
http://www.die-gestalten.de/
| circuit | 22:15 | comments(0) | - |
BOOK:WOW10

H.P:www.wow10.jp

東京と仙台を拠点とする映像制作スタジオWOW。今年活動10周年を迎える彼らが、所属するクリエイター5組と、彼らがリスペクトする各表現分野の5組のクリエイターとともに、アートブック「WOW10」(7月4日発売、価格10,000円)をリリースする。テーマは「過去10年の再構築」「これからの10年間」。
付属DVDには、WOWによって過去10年間に制作されたショートフィルムやインタラクティブインスタレーションを収録。
装丁、デザイン、アートディレクションはartlessが担当。

参加アーティスト
WOW
服部滋樹(graf)
yoshio kubo
グエナル・ニコラ
田中耕一郎(projector inc.)
artless
石渡雅史(池坊)




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| circuit | 09:03 | comments(0) | - |
VISIONAIRE 51 HARMONY

VISIONAIRE 51 HARMONY
URL:www.visionaireworld.com

クリエイティブスタジオVISIONAIREよりコレクターズアイテム ISSUE 51 HARMONYがリリース。本号はMaurizio CattlanYayoi KusamaRichard MisrachVik MunizMassimo VitaliRobert Wilsonなど錚々たるアーティストの作品をパズルとしたアートワークを収蔵している。パズルは1作品で3×3feet(約1m×1m),25ピースで構成されている。
パッケージはブラック、シルバー有り。

(Hardcover / $ 175.00)






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| circuit | 12:16 | comments(0) | - |
BOOK:IMMUNE

H.P:www.floriasigismondi.com

Christina Aguilera、the Cure、BjörkなどのPVを手掛けていることで有名なFloriaSigismondiのアート写真集。自身2冊目となる今作も彼女が創り出す退廃的な世界を存分に堪能できる作品集に仕上がっています。
160 pages / 24 x 33 cm / ¥8,878 /hardcover

The Book of Floria Sigismondi is published.Name is "Immune", a second collection of Sigismondi’s groundbreaking images that reflect the evolution and diversity of her recent work.
160 pages / 24 x 33 cm / € 50,00 / $ 69,00 / £ 35,00 /hardcover











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| circuit | 20:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
BOOK:TRES LOGOS

H.P:www.amazon.co.jp
ロゴの歴史/変遷をまとめた前作『Los Logos』、『Dos Logos』の続編『TRES LOGOS』。今作はよりアーティステックなロゴが集められまさにロゴのビジュアル百科事典となっている。

¥5,051 / 10" x 8" (inches) / 508Pages / Hardcover / English, German

Logo design is one of the most crucial and challenging tasks in graphic design. Seemingly simple, The Logo becomes the indispensable face of companies and conveys the identity and philosophy of brands.

$54.99 / 10" x 8" (inches) / 508Pages / Hardcover / English, German









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| circuit | 16:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
BOOK:TYPOGRAPHY TODAY


URL:www.youworkforthem.com


1980年に初版が出版されたHelmut Schmid著「TYPOGRAPHY TODAY」。
26年たった現在でも色褪せない輝きがある本です。

Typography Today was originally published in 1980 by Helmut Schmid. This expanded issue features the work by the best designers in the world up until this time. Truly amazing....
Typography Today introduces the selected works of 88 designers from 15 countries. It traces the course of modern typography from pioneers such as Lissitzky, Tschichold and Zwart; to Emil Ruder, Karl Gerstner and Herb Lubalin; through to Wolfgang Weingart, Wim Crouwel and Kohei Sugiura. The new edition includes works by Neville Brody, April Greiman and Ahn Sang-Soo.

$39.99 / 9”x11.75” (inches) / 184pages / Softcover / English and Japanese









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| circuit | 12:29 | comments(0) | trackbacks(0) |

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